アストンマーチャン
「来れば分かる来ないと分からない」と言えばピタットハウスだが、これが競馬になると「買うと当たる買わないと当たらない」とでもいうのか。いやいや、「買うと当たる」なんて嘘でも言えない。ギャンブルの場合は「買うとこない買わないとくる」で確定だろう。
古い話で恐縮だが、この「買うとこない買わないとくる」という話になると私が必ず思い出す、「アストンマーチャン」の話をしたい。まず名前がいい。もちろん、この名はイギリスの自動車ブランド「アストンマーティン(マーチン)」のもじりであり、速そうでかつ可愛いというのがいい。
アストンマーチャンは、その名のとおり速くて可愛い馬だった。初戦2着に敗れるもその後3連勝でG1の阪神JFに挑戦し、単勝1.6倍の断トツ1番人気に押されるも2着。しかし2着とはいえ、勝った馬があの「ウオッカ」なのだからしょうがない。
続くフィリーズレビューでは、単勝1.1倍に応えて2馬身差で勝利する。いかに人気があり、強かったかが分かる。なお、鞍上は武豊だった。本番の桜花賞はウオッカに次ぐ2番人気となるも、7着に敗れる。ちなみに、その桜花賞を勝ったのはダイワスカーレット、2着はウオッカというレベルの高いレースだった。
買うとこない買わないとくる
秋は、スプリンターズSを目標とする短距離路線を歩むことになった。初戦に選ばれたのは北九州記念。古馬との初対決だが、単勝1.8倍の1番人気に推された。鞍上は岩田康誠。私の馬券は当然、アストンマーチャンから。しかし、私が買ったからではないだろうが、直線伸びずに6着に敗れる。
そして次走は、最大の目標であるスプリンターズS。ここで私は思い切ってアストンマーチャンを切った。前走の北九州記念で少し底が見えた感もあるし、早熟の可能性も高い。鞍上も中舘英二では、前走の岩田騎手よりは少し落ちると言わざるを得ない。
しかし、アストンマーチャンは道中3馬身ほどの差をつけての逃げから直線粘り込み、4分の3馬身差をつけ優勝した。アストンマーチャンにも中舘英二にも謝らなければいけない。
予想も下手なら馬券も下手
情けないくらいの「買うとこない買わないとくる」である。しかも単勝1.8倍を買って外して、単勝5.6倍が買わないとくる。予想も下手なら馬券も下手すぎる。
「買うとこない買わないとくる」は馬だけに限らず「レース」でもある。先日の有馬記念(2024年)、ドウデュースの出走取消に落胆し馬券は買わなかったが、買うならレガレイラと思いながら観ていると、キレイに1着。その夜の賞金王決定戦(ボートレース)は、まあ買うなら素直に123でいいんじゃないと思っていたら、その通り。本当に「買わないとくる」である。
一方の「買うとこない」は、いつものことなので特に書くこともなかろう…

