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2025 新潟2歳ステークスのレース回顧と津村騎手

競馬
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出世レース

一周りも昔の話であるが、2013年には、この新潟2歳ステークスの勝ち馬ハープスタ―が後に桜花賞を、同年の2着馬イスラボニータが皐月賞を勝つなど、一時期は出世レース的な意味合いが強い重要なレースとされていたが、最近は勝馬や出走馬にその後の活躍馬が出ていないのは少し寂しいところである。

今年(2025年)の勝ち馬は、1番人気のリアライズシリウスだった。前走の新馬戦では、スタートから先頭に立ちそのまま押し切る競馬であったが、この新潟2歳ステークスでは出遅れるも先団に取り付けて2番手となり、ゴール手前400mあたりで先頭に躍り出てそのまま押し切った。

将来性という意味では、3番人気で3着となったフェスティバルヒルが、皐月賞馬であるミュージアムマイルを兄に持つという血統的背景からも抜けていると思われるが、ここは現時点での完成度においてリアライズシリウスに軍配が上がったという感じである。

勝ったリアライズシリウスの父ポエティックフレアは、ヨーロッパで英2000ギニーとセントジェームズパレスSを制した名馬で、2022年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度種付料は600万円と高い評価を受けていた。

しかし、受胎率の低さ(2022年は108頭種付けして登録数は37頭、2023年は66頭の種付けに対して登録できたのは19頭。2024年の種付けはたったの7頭。)から、シンジケートは解散され種牡馬引退の危機にさらされている。

数少ない出走馬のなかから、リアライズシリウスという重賞勝ち馬を輩出し、一縷の望みをつなぐことができだが、同馬のこれからの活躍によっては種付け数が戻り、父ポエティックフレアの血脈を繋ぐ救世主となるかもしれない。

走ってみないと分からない

さてレースに戻ると、そもそも私はこの手の「走ってみないと分からない」、新馬だけとかようやく2走しただけの馬たちが走るレースが得意ではない。新馬を見て「これは良い」と思っても案外ダメだったり、やっとかっと未勝利を勝った馬が初重賞で善戦したり勝ってみたりという印象が強い。

これは私だけでなく、歴戦のトラックマンたちも同様のようで、新馬の強い勝ち方から本命が並んだが、レースでは全くダメでその後も負け続けるといった馬たちが今までにどれほどいたことか。

また、これはいつも思うのだが、だいたいこういうレースに出てくる馬、それも人気の出る馬というのは前走の新馬戦で逃げ切って勝っていることが多く、今回のレースで1番人気となった(そして勝った)リアライズシリウスもそうだったのだが、このケースどれに転ぶか分からない。その理由は、こうだ。

まずは逃げられた場合。この場合、そのまま逃げ切れる場合とバテて負ける場合がある。次は逃げられなかった場合。この時も、うまくとりついて直線抜け出して勝つ場合(今回がそうだった。)と、そのまま後方で伸びずに終わる場合がある。

買わないのがベスト

そりゃそうだとと言われそうだが、これがある程度歴戦の馬だった場合、相手関係も含めて、おおよそ想像がつくのだが、この手の2歳Sは逃げられるかどうかの時点から走ってみないと分からない。ので、結果的にはやっぱり走ってみないと分からない。

このレースのリアライズシリウスも、出遅れが無かったら逃げていたのか、スムーズにゲートを出ていてもやはり先団にとりつく先行を取っていたのか、これも分からない。結局、次走で走ってみて初めて分かるのだろう。

なので、結論から言うと(特に私のように相性のよくない人間は)、このレースは買わないのがベストだと思う。それでも買いたくなるのがファンたるゆえんであるが、今回は金が無いので買わないまでも予想はしていた。

そして本命はやはり1番人気で結果的に勝つリアライズシリウスになったのだが、ちょっと迷ったのが騎手のところ。これまた私とは相性の悪い(相性の良い騎手がいないとの噂もあるが。)「津村明秀」騎手だったのだ。

結局、今回は馬券を買っていないのでなんとも言えないが、これが本当に実戦で馬券を買おうものなら、直前で「騎手津村」のために切った可能性もある。ただ、それはデータや実績に基づくよりも「感覚的に」買えないという類のものである。

そこで少しピンとこない「津村明秀騎手」について、少し調べてみることにした。

津村明秀騎手

2004年デビューの39歳(2025年現在)の中堅で、同期には川田将雅、藤岡佑介、吉田隼人、丹内祐次らがいる。同期では技術的には最も上手いと言われていたらしく、実際に卒業時に優秀な生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞しており、模擬レースも2戦2勝だったという。

デビュー年には8勝、翌年には36勝とまずまずの成績ではあるが、デビュー前の評判や実績ほどの成績は残せていない。2024年までの通算勝利数は678勝にとどまっている。なお、同期の川田将雅は2118勝、藤岡佑介は1054勝、吉田隼人は1189勝、丹内祐次は580勝である。

G2には縁がなく、いまだに未勝利(2025年現在)で、G1については、2024年5月12日、ヴィクトリアマイルをテンハッピーローズ(14番人気)で制し、デビュー21年目・挑戦48戦目にして悲願のGI初制覇を飾ったところである。

どうもつかみどころのない騎手で印象が薄いが、まずはファンの声を挙げてみよう。

「今週日曜も、人気馬をバタバタ負けさせたが、逆に穴馬を、3回も、2着や3着に入れた」
「津村が重賞で上手かったことなんて一度もないやろ」
「津村は騎乗技術はあるけど勝負センスが皆無だからな」
「津村とか田辺とか先行馬で控えたり、追い込み馬で逃げたりほんと予想に反する事するから買いづらいわ」
「こいつはやる気なくて向上心もないから」
「そこそこいい馬乗ってるからタチ悪い」
「カレン降ろされてから酷い騎乗増えたね」

ネガティブな印象

概ね、「技術はあるが勝負に弱い」「人気馬で負けて穴馬をもってくる」といったところだろうか。あとは、G1で少し不甲斐ないレースが続いているところが、印象に強く、大舞台に弱いとか人気でこないとか、シンプルに「下手」というイメージがついているようだ。

有名なところでは、フェブラリーSのカフジテイクか。2017年の第34回フェブラリーSの1番人気カフジテイクは差して届かず3着だった。その時の津村騎手のコメント「位置が後ろすぎたし、外を回りすぎた。ポジションを取れなかったのは僕のミス。完全に僕のミスです」

と、自分で認めているし、アンカツも「カフジテイクは勿体なかったわ。もうひと呼吸我慢して、4角を回りきってから仕掛ければ際どい競馬になったはず。外に出すのが早すぎた。」と言っており、ファンの思いも同じで「アンカツなら(いや、普通の騎手なら)勝っていた」というのが大勢を占めていた。

また、カレンブーケドールとのコンビでもオークス、秋華賞、ジャパンカップと全て2着だったこともあって、勝ちきれない=騎手の腕で負けたとの印象を持たれてしまっている。しかし、カフジテイクもカレンブーケドールも、津村から他の騎手に替わったからと言って成績に変化はない。

持っていない騎手

特にカレンブーケドールの場合は、逆に上手く乗ったと思われる騎乗もあるのだが、やはり騎手は結果がついてこないことには上手いと言われないし、良い馬にどんどん恵まれるということはない。そういう意味では運を「持っていない」騎手と言わざるを得ない。

オグリキャップ、ナリタブライアンといった名馬に次々と騎乗し、G1を軒並み勝った南井克己騎手も、G1を勝つまでに17年かかっている。ブレイクするきっかけとなったのは、名馬タマモクロスとの出会いである。

タマモクロスと出会い、G1を勝ち、名前が売れてくると次々と強い馬への騎乗依頼が来る。そしてそれに応えているうちに名実ともにNo.1ジョッキーになったのだ。実力的にも、デビュー時には20勝で関西放送記者クラブ賞(新人賞)を獲得しているように、もともと認められているところだった。

津村明秀騎手にも、そんな名馬との出会いがあれば、その実力が開花して一気に突き抜ける可能性はある。リアライズシリウスが本物であれば、人馬ともに頂点に立てるかもしれない。人馬ともに目が離せない。これからが楽しみだ。

著者プロフィール
このブログの運営と記事作成をしています。

Diomed(ダイオメド)といいます。1969年生まれのおっさんです。
競馬や馬券のこと、その他ギャンブルにまつわる話を思いつくままに書いています。

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