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神戸新聞杯(2025年)のレースと馬券の回顧

競馬
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残りの1回がたまたま来る

「先輩、神戸新聞杯はやっぱジョバンニですよね。」
「いや、ジョバンニはここまで7戦して2着が3回という典型的なキレのない馬で、しかもその2着3回のうちの2回、このレースに出走するエリキングに負けている。おそらくエリキングには先着できないだろうし、私の本命であるショウヘイにも負けて3着というところだろう。」
「ショウヘイ?また1番人気じゃないですか。先輩、本当に予想してるんですか?」
「私は1番人気を買っているんじゃない、私が選んだ馬が1番人気になっているだけだ。」
「しかも、当たんないですよね。」
「おそらく、100回走れば99回は私が選んだ馬が勝つ。しかし、残りの1回がたまたま来るのだよ。これが競馬というやつだね。」

神戸新聞杯は、3着までの馬に対して菊花賞の優先出走権が与えられる菊花賞トライアルのG2である。歴代の勝ち馬にはキングカメハメハ(2004年)、ディープインパクト(2005年)、オルフェーブル(2011年)、コントレイル(2020年)と名だたる名馬が勝利している由緒あるレースである。

2000年以降は京都新聞杯が5月施行となったため、関西地区では唯一の菊花賞トライアルとなった。私のような古いファンは、菊花賞に向けたこの神戸新聞杯→京都新聞杯という流れが懐かしく感じる。

ローテーション的にはキツそうなのだが、この2レースを走って菊花賞に向かう馬も多く、1989年のバンブービギンは神戸新聞杯2着、京都新聞杯1着ののち菊花賞を勝ち、マヤノトップガンはどちらも2着して本番菊花賞を勝った。

ちなみに、バンブービギンが2着となった神戸新聞杯の1着、京都新聞杯で1着となった時の2着はともにオサイチジョージで、菊花賞では12着と大敗したが、翌年の宝塚記念で断然人気のオグリキャップを負かしている。

どのショウヘイ?

「ショウヘイって、人名からとったらしいんですけど、やっぱり大谷翔平でしょうか。」
「いや、火野正平らしいという噂もあるようだ。」
「誰ですか?それ。」
「元祖プレイボーイと言われるヤサ男の俳優だ。」
「先輩、爪の垢でも煎じて飲んだらどうですか。」
「残念ながら昨年(2024年)に75歳で亡くなっている。」

私などは、ショウヘイと言えば笑福亭笑瓶の一確なのであるが、この「ショウヘイ」の馬主である石川達絵さんによると、「火野正平さんからだとか言ったりもしています」などとも言っており、そこは濁しているようだ。

しかし、香港ジョッキークラブが出走予定馬の馬名の漢字表記を発表したところ、ショウヘイの名前は「投撃倶佳」となっており、これは(投打どちらも凄い)という意味というから、やはり大谷翔平のショウヘイなのだろう。

ちなみにこの石川達絵さんは、スマートフォンのアプリケーション開発などを手がける株式会社デジマースの社長で、菊花賞を勝ったキセキやマイルCSやドバイターフを勝ったソウルラッシュの馬主でもある。

「投撃倶佳」で大谷翔平とは意訳もいいところだが、ネットではショウヘイは「黄色眼鏡芸人」ではダメなのかとの意見もあり、笑福亭笑瓶が好きな私も思わず微笑んでしまった。

エレキング

「京都新聞杯を勝ちダービーで3着、確かにショウヘイの実績は出走馬では断トツですけど、先輩が本命にしているのが怖いですね。」
「君が本命にしているジョバンニはダービーで8着、おそらくショウヘイに次ぐ2番人気になるエリキングはダービー5着。この順番は変わることはないだろう。」
「お二人さん、勝つのはジョバンニでもショウヘイでもありまチェン。」
「チェンさん!」「じゃあ、チェンさんは何が勝つって言うんですか?」
「勝つのはズバリ!エレキングでチュ!」
「エリキングだよ。エレキングはウルトラセブンに出てくる白黒のPLの塔みたいな怪獣だ。」

ここにきて3人目が登場する。チェンという若い女性らしい。困ったら動物か若い女性を出しとけば良いという、バカな編集者のやりそうな手管である。名前がチェンで語尾にチェンをつけるというのも、プリキュアに出てくる動物?のパクリだが、そもそも嚆矢となったのは何なのか。

「エリキングはキングっていうくらいだから、勝って当然でチュ。」
「じゃあ、全部買っちゃうじゃないですか。」
「しかし、エリキングはダービーで33.4秒という最速の上りで追い込んできた。戦い方ひとつで逆転はありえるね。」
「先輩、チェンさんに甘いんじゃないですか。このエロ、いや色男。」
「甘くなんてありまチェン!」
「さて、レースが楽しみだね。」

予想は当たったが

ご存じのとおり、神戸新聞杯はチェンさんの言うとおりエリキングが勝ち、2着にショウヘイ、3着にはジョバンニと3人が指名した馬が上位を独占した。

「エリキング勝ったでチュ!」
「馬券はどうだったんだね。」
「エリキングは8番だと思って、馬連の5-8を買ったら外れたでチュ。」
「エリキングは10番じゃないですか。8番は枠ですよ。」
「君はどうだったんだね。」
「ジョバンニからショウヘイとエリキングへの馬連を買って外しました。」
「相変わらず、馬券が下手だね。君は。」

「先輩はどうだったんですか?」「どうだったでチュか。」
「3連単のショウヘイ1着固定で外したよ。」

3人の本命が全て馬券にからむ奇跡(といっても、1~3番人気だが)が起こっても、馬券は誰も取れなかった。競馬はやっぱり難しい。しかし、レースは強い馬たちの叩き合いは迫力があり、見ごたえ十分。この3頭は菊花賞でもいい勝負をしそうである。

著者プロフィール
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Diomed(ダイオメド)といいます。1969年生まれのおっさんです。
競馬や馬券のこと、その他ギャンブルにまつわる話を思いつくままに書いています。

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