3連単の流し馬券とは
流し馬券とは、軸馬を1頭又は2頭決めて買う買い方である。軸馬が1頭の場合は、基本的に軸馬を1着に固定してヒモに流す。例えば軸馬が①番でヒモが②,③,④,⑤番なら、①番の馬が1着になり、ヒモの②,③,④,⑤番が2着3着に来れば良い。
2着候補を②,③番の2頭に絞り、3着を②,③,④,⑤番にするとした場合は、それも流し馬券の一種であるが、その場合はフォーメーション馬券となる。 軸馬を2着や3着に固定する方法もあるが、勝ち馬を予想するという観点から言って邪道である。
しかし、馬券としてはウマい買い方であり、馬券テクニックとしてはいい買い方となる。なぜなら軸馬はたいてい人気馬であるから、その馬が1着になる馬券は配当が低いが、その馬を2着3着付けすると、当たった時に配当が大きくなるからだ。
抜け目のないマルチ馬券
なお、軸馬が1〜3着のどこに来てもいいという買い方がマルチである。先ほどの例でいうと、①を1着固定してヒモの②,③,④,⑤番を2,3着とする流し馬券の場合、軸馬の①番が2着又は3着だった場合、外れとなるが、マルチの場合は軸馬の1番が3着までに入り、ヒモのうち2頭が3着以内にくれば当たりとなる。
ならば、マルチにすればいいじゃないかとなるが、何せ点数が増え過ぎる。軸馬が1着又は2着、3着にこないとダメなところ、マルチなら3着以内ならよいとなるから、買い目の点数は3倍になる。
軸馬1着固定でヒモ5頭の場合、点数は20点だが、マルチにすると60点となるから、これは大きな違いである。ちなみにマルチにしないなら、軸馬1着固定なら56点でヒモ8頭まで買うことができる。
流し馬券の軸
3連単流し馬券のキモはやはりそこで、軸馬を何着にするか、この1点に尽きる。先程も述べたように、軸馬は予想上の本命馬であり、普通に考えれば1着にすべきであろう。そして、その本命馬の信頼度が高ければ高いほど、1着に固定すべきであろう。
しかし、オッズに関係なく当てればよいゲームではなく、お金を賭けた馬券の場合、オッズと相談する必要がある。そして、先程の例で言えば軸馬が強ければ強いほど、3連単のオッズと3連複のオッズには差がでないから、軸馬の本命馬のオッズが低ければ低いほど、1着固定の3連単ではなく3連複を買うべきである。
よって、3連単の1頭軸流しの買い方は、本命馬である軸馬がかなりの人気の場合は2着又は3着付け又はその両方にするか、3連複にする。それ以外の場合は1着付けか余裕があればマルチにするのがよい。
2頭軸の場合
2頭軸の場合は基本的にはマルチ馬券となる。1着に1頭目の軸馬本命、2着に2頭目の軸馬対抗という買い方もあるが、その買い方ならフォーメーションとして、1着2着の表裏と2着に▲や△などを入れた方が良い。 要するに、1着◎2着○3着▲△△と、1着○2着◎3着▲△△と買う位なら、1着◎○2着◎○3着▲△△のフォーメーションにして、2着に▲を追加して、1着◎○2着◎○▲3着▲△△にしたほうが良いということ。
よって、2頭軸の場合はマルチが基本となるが、本命◎対抗○の2頭軸の場合、当たり前であるが、その2頭が2頭とも3着以内にこなければいけない。これはワイドを1点で当てるのと同じことになるが、ワイドの1点買いが当たるくらいなら苦労はしない。 そこで工夫が必要となる。
まずは◎○2頭軸のマルチを買い、続けて◎▲、○▲を2頭軸にしたマルチを買うのだ。ワイドでいうなら◎○▲の3頭ボックスとなる。 3連単2頭軸マルチの点数の計算は簡単で、ヒモ1頭あたり6点だから、ヒモが5頭なら30点となる。
なので◎○▲にヒモ5頭で、◎○、◎▲、○▲軸のマルチを全部買えば、30点×3通りで90点と、これも相当な点数となるので悩ましいところである。
また、実戦では、◎○2頭軸のヒモ総流し3連単マルチ(18頭立てで、ヒモ16頭×6点=96点の形)で、◎○に穴目を狙い10万越えの配当というのがちょくちょく見受けられるが、これはまさに◎○のワイド1点の代わりに3連単2頭軸総流しマルチを利用した買い方で、的中率は低くなるが実戦的な買い方といえる。
マルチと言えば、私が競馬を始めた頃のマルチといえば「マル地」であった。マル地の怪物イナリワン、皐月賞を勝ったドクタースパートなど地方競馬出身の馬をいう。なお、カク地は、コスモバルクなど、地方所属馬が中央で走っているという印。見なくなったなぁ。

