3連複の買い方の整理
3連複の買い方の検討である。買い目の決め方には色々な方法があるが、3連複を買う場合の効率の良い買い方はどういうものだろうか。まずは基本のおさらいから。3連複の買い方は、基本的に大体この3つに分けられる。
流し
軸を決めてそこからヒモに流す方法。軸は1頭の場合や2頭の場合もある。理論的には軸3頭というのもありえるが、点数が増えすぎるためかあまり聞いたことがない。個人的には軸2頭はオススメしない。何故なら当たらないから。また当たる時は配当が激安だから。要するにワイド1点買いと同じなので、当たらない、安いというのも頷ける。
よって、軸2頭にする場合は穴狙いが前提となるが、それでも当たらない。私の中では禁断の買い方。 やはりこの買い方は軸1頭が基本だろう。点数もさほどは増えず、配当もまあまあ。バランスが取れている。もちろん、軸がこないと当たらないが、これは買い方の問題というよりは予想の問題だろう。
ボックス
買うと決めた馬全ての組み合わせを買う。流し馬券の場合はヒモが全部来たのに軸が外れるヒモ決着という悲しい場合があるが、ボックスにすればそれは回避できる。しかし、点数が多くなるためトリガミも多い。 この買い方はとにかく点数が増えすぎるのが問題。
5頭ボックス10点なんて、18頭立てのレースではまず当たらないが、かといって6頭20点、7頭35点、8頭56点、9頭84点、10頭120点となると、投資が嵩かさんでしまい、当たる資金が底をつく。 昔、3連複9頭ボックス最強説を謳うたい、買い目などを公開していたネットのスレッドがあった。
18頭中9頭を選ぶのだから、半分は当たりそうだが、それはとんでもない間違い。 18頭中9頭選んで3連複が当たるのは、816分の84だから10%ちょい。ただし、人気を考慮しない理論上の数字だから、実際はもっと的中率は高くなるが、半分選んでるんだからなんとなく当たりそうという感覚は持たないほうがいい。 私もよく騙されていた。
12頭立てのレースで3連複6頭ボックスなんか買うと、半分買ってるんだから放っておいても当たるだろう位に思って余裕かましていると、まず当たらない。そう、数字のマジックに騙されてはいけない。このことからも分かるように、ボックス馬券は当たりそうで当たらない馬券といえよう。
フォーメーション
枠連しかなかった昔では考えられなかった買い方。まずは3連単で考えるとわかりやすい。3連単をフォーメーションで買う場合、1着にくる馬を1段目に選び、続いて2段目に2着、3段目に3着馬を選ぶ。①-②③-④⑤⑥とした場合は、1着に①2着に②か③3着に④か⑤か⑥がくれば当たり。3連単の場合は順番も当てなければいけないから、①④②の順でくるとハズレだが、3連複なら当たりとなる。
3連複の場合、怖いのはこの買い方の場合でいう、①②③で決まった場合にハズレになること。それを回避するなら①-②③-②③④⑤⑥と買わなければいけない。 フォーメーションを買う場合はこれをどうするかが、キモである。結論を言うと、基本的には買うべきではない。
何故なら、①-②③-②③④⑤⑥とした場合、①-②③-④⑤⑥と比べて増えたのは①②③の1点だが、この買い目は普通人気どころの組み合わせであり、配当が低いからだ。 これはかの有名なAB-XY馬券に通ずるものであり、フォーメーション馬券の最大のメリットである不要な買い目を減らすことになるからだ。
AB-XY馬券
ここで、AB-XY馬券について説明しておこう。 発案者は予想家の宮城昌康という、昭和の時代に大川慶次郎、大橋巨泉とともに3大予想家と言われた予想家で、「競馬ブック」を辞めた後、宮城情報センターというおそらく日本初の「予想を販売する会社」を設立した人物である。
予想は基本的には穴狙いであり、馬券の買い方としては人気のABと穴のXYがいるとした時、人気同士・穴同士の組み合わせを除いたA-X,A-Y,B-X,B-Yを買う「AB-XY馬券」を提唱していた。 この買い方は、人気同士で配当の低いA-Bと、穴同士で当たりにくいX-Yを買わないという、回収率を念頭においた、理に適った現代競馬に通ずる画期的な買い方である。
枠連しか無かった当時は、折角見つけた穴馬が人気馬と同枠のため穴にならないといった事も多かったはずで、宮城は、馬券や事業の失敗での借金による失踪後、消息不明となり不遇な晩年を遂げたというが、今こそ健在であれば現代競馬にはより効果的となるこの「AB-XY馬券」理論によって成功した可能性は高く、不遇な晩年を過ごす事も無かったのかもしれない。
ちなみに、宮城の姉は「料理の鉄人」の審査員で「おいしゅうございます。」のセリフが流行語にもなった「料理記者歴40年」の岸朝子であり、宮城宮城と岸朝子の兄と女優若松和子との間にできた娘の夫が、「増沢二世」とも言われ「ツインターボ」に乗り競馬場を賑わせた「逃げの中舘なかだて」である。
