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「あの馬が勝つ!」詐欺メールに気をつけろ!

競馬
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1着馬、教えます

「先輩、また来たんですよ。メールが。」
「例の【メインレースの1着馬、教えます】というやつかね?そんなの詐欺に決まってる。世の中のメールは全部詐欺、家にかかってくる電話は全部勧誘、女性が自分に気があると思うのは全部勘違い、そんなの決まってるじゃないか。」
「偏見にも程がありますね。それはさておき、聞いてください。このメール、もう4週連続きてるんですけど、今までの3週、メールで指定された馬が全部1着に来てるんですよ。」
「それは凄いね。だが、私にはもうそのカラクリが分かったよ。」
「え?ほんとですか。」
「簡単なことだ。」

先輩が言うにはこうだ。こういう業者はだいたいどこからか名簿を買ってきて、メールを送っている。その名簿の人数が3,000人だとしよう。最初のメールでは「Aが勝つ」を1,000人、「Bが勝つ」を1,000人、「Cが勝つ」を1,000人に送る。

そしてレースの結果Aが勝てば、次は「Aが勝つ」メールを送った1,000人にだけに対して、「Aが勝つ」「Bが勝つ」「Cが勝つ」を333人ずつに分けて送る。結果Bが勝てば次は「Bが勝つ」メールを送った333人に、「Aが勝つ」「Bが勝つ」「Cが勝つ」を111人ずつに分けて送る。

結果Cが勝つと、3回目のメールで「Cが勝つ」が来た111人にしてみれば、3つのメール全てが勝ち馬を予言していたように見える。ということらしい。

選ばれた111人

「じゃあ、僕はその選ばれた111人の中の一人ってことですか!」
「選ばれた人間というよりは、残っているカモというほうが正しいがね。」
「いや、でもそれって大変じゃないですか。そんなことわざわざしますかね。」
「今回来たメールにはどの馬が勝つと書いてあるんだ。」
「いや、それが、今回のメールは【メインレースの1着馬を知りたい方はこちらへ】ってリンクが貼ってあるだけです。」
「詐欺確定だね。それで個人情報を盗むつもりなのか、それとも情報料を取るのか分からないが、どっちにしてもそれを踏めばカモられそうだが。」

先輩はそういうけど、ABCじゃなくてDとかEが勝つこともあるんだから、やっぱりそんなことやってないと思う。ちゃんと予想して当ててるんだと思う。僕が選ばれて悔しいのは分かるけど。よし、先輩には黙ってやってみよう。

「今日のメイン、君は何を買うのかね。」
「僕はCですよ。」
「う~ん、3番人気のCか。休み明けと距離不足さえこなせばというところだね。」
「先輩は何からいくんですか。」
「このレースはAで仕方ないだろう。」
「断トツ人気の大本命ですね。」

先輩はウンチクは多いのだが、結局、1番人気を本命にすることが多い。これじゃテレビの解説と変わらない。先輩もテレビのそうだけど、本命、対抗、連下…と6頭選んだのが結果1~6番人気なんてことが多い。しかもそれで外すんだから、世話が無い。

それでも博打は止められない

レースは大本命のAが逃げて横綱相撲を見せる…と思われたがまさかの直線で失速。Cは後方から全くいいところなく、そのまま最下位で入線。1着は2番人気のBだった。

「えーっ」

先輩(Aが圧勝すると思ったのに、まさかの直線ズブズブ…)
僕(やっぱり詐欺メールだったの?)

「Aは止む無く逃げる形になったが、突かれてリズムを崩したのだろうか。」
「うう、情報料損した…個人情報も抜かれてるのかも…」
「結局、騙されたのかね。」
「そうかもしれません。」
「私もAに騙されたよ。ここは普通に走れば勝てるのに。」
「結局、どうやっても当たらないですね…」

決済に使ったクレジットカードも無事のようで、それは良かったのだが、情報料は高い授業料になった。しかし、馬券と情報料を足しても、先輩の負けた金額には適わない。先輩は大本命Aがかなり堅いと踏んで相当賭けていたようだ。

結局、騙されたのは分かったけど、詐欺で取られたお金と博打で負けたお金に何の違いがあるのだろう。考えさせられる事案だった。それでも僕は博打を止められない。

著者プロフィール
このブログの運営と記事作成をしています。

Diomed(ダイオメド)といいます。1969年生まれのおっさんです。
競馬や馬券のこと、その他ギャンブルにまつわる話を思いつくままに書いています。

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