PR

競馬における写真判定にまつわる大誤審

競馬
スポンサーリンク

決勝写真撮影カメラ

「また、写真判定か…これで負けたら写真判定5連敗ですよ。」
「5連敗って、世界記録じゃないかね。」
「先輩、そこまではいかないでしょう~っていうか、勝ちたいんですよ。」
「馬単とか3連単で買うからいけないんだ。馬連、3連複で買えばいいじゃないか。」
「馬単で買えば1着2着の写真判定でウラがきて、馬連を買ったら買ったで2着3着の写真判定で負けるんですよ。」
「呪われているのかもしれないね。あきらめたまえ。」
「呪いじゃなくて、これなんかやってませんか?だって馬の脚がグイーンって曲がってるじゃないですか。インチキですよ。」

気持ちは分かるが、これは「決勝写真撮影カメラ」という特殊なカメラを使っているから、そういう写真になるのだ。被写体を丸ごと撮るのではなく、ゴール板の縦線のところだけを連続で写し、それを並べ繋げて1枚の写真とする方法だ。詳しくはJRAのHPを見てもらおう。

決勝写真撮影カメラ(競馬用語辞典) JRA

外れ馬券は捨てないで

「そうかなあ。僕の馬券を見て外すようにしているようにしか思えないです。」「それだけ負け続けるとそう思うのも仕方ないが、機械にあたるくらいなら、もっと精進して馬券を当てたらどうかね。」
「ウマいこと言わないでください。」
「まあ、誤審ということもあるから、外れた馬券も捨てないで持ってるんだね。」
「そんなのあるんですか。」
「ああ、2018年には地方競馬の門別で、JRAでも少し前の話だが1986年に写真判定での誤審が起きている。」

前代未聞の大誤審!門別競馬で1着、2着を取り違え – イザ!

大誤審

2018年11月1日、門別競馬の第11レースである交流G3、第45回北海道2歳優駿において、1着7番ウィンターフェル、ハナ差で2着2番イグナシオドーロと確定したが、これがなんと本来の着順とは逆だった。

着順判定は男女2人の決勝審判員が、着順判定用のモニターに映し出された電子スリットにおいて確認するのだが、これが間違っていた。着順判定から10分後、プリントアウトして再確認したところ、誤審に気づいたという。

主催する北海道は、間違った着順、本来の着順、どちらも払い出すことに決定した。新たに発生する払い戻しは1億円に達する。なお、当たり馬券を捨ててしまった人については、本人の申告と券売機の記録を照合して確認したという。

JRAでの誤審

「でも、ちゃんと覚えていなかったら証明できないですよね。」
「ああ、財布を落とした時なんかは、警察が財布の色とか入っている物や金額で確認するみたいで、財布なら案外覚えているが、馬券となるとどこまで覚えているか、難しいところだね。」
「単勝1点とかならいいですが、3連単フォーメーションなんかだと馬番どころか頭数も覚束ないですよね。」
「だから、写真判定の時は捨てないでしばらく持っておくことだね。」

JRAでの誤審は少し古く、1986年5月31日に阪神競馬場で行われたレースだった。当初枠連4-5で払い戻されたのが、実は5-5だったことから5-5事件とも呼ばれている。

この判定は、決勝審判委員の目視と白黒のネガ写真をもと行われたが、2着と3着を間違えてしまい、枠連5-5が正しいところ4-5で確定してしまった。その後、写真判定用に撮影された写真を場内に掲示する段階になって間違いが発覚した。

なお、当時の馬券は単勝・複勝・枠連しかないため、影響があったのは枠連だけであった。なお、間違いが発覚したのはレース終了20分後だったが、「判定を間違えたこと」「4-5、5-5のどちらも的中として払い出す」旨の発表は3時間後であった。

5−5は万馬券

間違った4-5は8,590円だったのに対し、正しい5-5は23,430円という枠連しかない当時としては破格の万馬券で、現場では捨てられた5-5の馬券を漁って探し出す騒ぎになったという。JRAは破棄したものに対しても確認ができれば払い出すとしたが、その確認ができなかったのか訴訟にまで発展したケースが2件もあった。

「結構あるんですね。」
「今はそれぞれの事案に鑑みて、より緻密で慎重に判定しているだろうし、技術も発展しているから、写真判定で一度負けたら負け確定なのかもしれないがね。」
「あーっ!やっぱり負けた。これで写真判定5連敗ですよ、先輩…」
「まだまだ精進が足りないという事だ。」

これで僕の写真判定は5連敗となったが、先輩がお見合い写真で5連敗しているという噂を聞いたことがある。どちらが先に連敗を脱出できるか。どっちもダメな気がするのは、僕だけでしょうか…

著者プロフィール
このブログの運営と記事作成をしています。

Diomed(ダイオメド)といいます。1969年生まれのおっさんです。
競馬や馬券のこと、その他ギャンブルにまつわる話を思いつくままに書いています。

Diomedをフォローする
競馬
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました