憧れの馬券生活は可能なのか
競馬をやっている者なら誰でも憧れる「馬券生活」だが、本当にそんな事が可能なのだろうか。それは河童やツチノコのような都市伝説の類であって、実はそんな者は存在しないのではないだろうか。 実在しないとなると、これはかなり厳しい道である。
もちろん、私や貴方が「初の馬券生活者」になる可能性も僅かながらある訳だから、今までいないからといって、これからも登場しないとは限らない。河童もツチノコも、まだ見つかっていないだけなのかも知れない。
しかし、これまでに何万人、いや何百万人もの人が目指し成り得なかった「馬券生活」を、この私が達成できるとは到底思えない。何故なら、それができる位なら、もう「なってる」はずであって、さらに言えば「なってる」ならこんな記事を書いてるはずがない。
「自称」馬券生活者
ネットで「馬券生活者」と検索すると、いくつか「馬券で生活しています」という者のサイトやブログがあるが、何の証拠もない訳だから、こんなものは書いた者勝ちで、実際のところ真偽は分からない。 買い目や馬券と共に、成績が書いてあったりするが、そんなものはいくらでも作る事ができる。
例えば「単勝で馬券生活」なんてお題で運営しているなら、そのレースの馬の単勝馬券を全部買えばいい。そして、そのうちの当たり馬券だけアップすればいいのだから。 もちろん、そんな事をやっていたら、それこそ勝てる訳はない。
「単勝全部」という買い方を続ければ、単勝は控除率が20%だから、大数の法則に従っていずれ回収率は80%に収束する。 よって、月に10万円購入すれば2万は負けることになるが、ブログの宣伝費と考えれば安いもんだ。実際はブログによる広告収入がそれ以上あるかどうかは知らないが、もし赤字だとしても、それは自己顕示欲を満たすための必要経費といったものだろう。
しかし、「自称」ではなく、確実に馬券で大勝ちをしている者が存在することがわかった。それは「競馬脱税裁判」として有名となった「大阪市の元会社員が2007年から09年の間、インターネットで28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得た。」という件である。なんと儲けは1億4000万円である。
他にもいる馬券勝利者
この「競馬脱税裁判」が世間を揺るがすなか、更に巨額となる脱税容疑の話が飛び込んできた。なんと、北海道では6年間で72億7,000万円の馬券を購入し、78億4,000万円の払い戻しを受けた公務員がいるというのだ。 純益は5億7,000万円。
6年間ということなので、1年に換算すると9,500万円だ。 額も凄いが内容はもっと凄い。大阪の会社員は自分で改良した予想ソフトを使いパソコンで自動購入していたのだが、こちらはソフトなどは使わず予想し、自ら購入していたというのだ。
大阪の件では、パソコンやソフトといったモノや知識が必要であり、自分には無理な話と思っていたが、北海道の件はそういったモノを使っていないという。それなら、私にもできるのではないか?と、ちょっと思った。
馬券生活は可能だ!
この記事の前半のネガティブな内容どおり、私も昔は「馬券生活」なんて都市伝説だと思っていたが、思いもよらぬ「裁判」というところから、「馬券生活」が実現できることが分かり、ときめいた。
ブログなど真偽の分からぬ怪しいものではなく、国税も裁判所も動く公式に認められた「馬券生活」である。 これで分かった。「馬券生活」は可能なのだ。競馬は勝てるギャンブルなのだ。しかも、常々「ギャンブルは精神力」と思っている私は、万一勝てるとしても、精神に揺るぎのないパソコンを使った予想ソフトと自動購入しかないと思っていたのが、北海道の件で人間の手でも勝てる事が分かった。
しかし、北海道の公務員はどう考えても「天才」である。一方私は自他ともに認める「凡才中の凡才」だ。日本人でもメジャーで通用することが分かったからといって、私がヤンキースで10勝できるのかというと、それは違う。
中学生の時に、ヤンキーに絡まれてカツアゲされた事があるくらいのものだ。 結局ダメなのかもしれない。というか、ダメだろう。しかし、これだけは断言する。「馬券生活者」は実在する。「馬券生活」は可能なのだ。

