究極の2択
ギャンブルをする中で、究極の2択に迫られる場面というのは多い。その2択には、例えば麻雀なら、降りるか勝負かといった大きな2択もあれば、4萬か5萬のどっちを切るかというような小さな2択もある。
そして、降りるか降りないかという2択は、後でよくよく考えれば(結果ではなく、状況から)どちらかが正しかったということが分かる場合が多いが、4萬か5萬のどっちを切るかというような細かい2択は、後でどれだけ考えてもその時その状況においていずれの選択が正しかったは分からない。
これが競馬の場合、レースを買う買わないとか、大勝負するか小勝負と控えるか、こういう大きな2択はよくよく考えると状況から、できるかどうかは別として、このレースは「ケン」(見=レースを買わず見送る事)すべきだったというのは分かってくる。
しかし、ほぼ同じオッズで同じような成績の1番人気、2番人気のどっちを買うか、これはよくよく考えても、結論がでないときがある。なら、馬連、ワイド、その2頭軸の3連複のようにその両方を買えば?となるが、それが3倍でもつけばいいが、2倍を切るような場合、やはりどちらかを頭に固定した馬単や3連単とか、なんやったら、どちらかを切ってしまいたいのが、私たち(私だけ?)貧乏ギャンブラーである。
【そして、それがことごとく外れる。目をつぶっても50%は当たるはすが、体感では20%も当たらない。】
2006年スプリンターズS
そんな2択のなか、1番人気2番人気ではなく、9番人気10番人気で逆を行き、200万を取り損ねた事がある。あれは忘れもしない、2006年のスプリンターズSだ。
1番人気はオーストラリアから参戦のテイクオーバーターゲット。単勝オッズは4.2倍だから、押し出された1番人気と言っていい。私はそのテイクオーバーターゲットを頭にした3連単フォーメーションで勝負した。
そして、混戦で荒れると考え3着は総流しと決めていた。よって、2着馬を選ぶだけの簡単な仕事だが、1頭選ぶ毎に15点増えるから、資金的には4点まで選ぶ事ができる状況。
2番人気シーイズトウショウ、3番人気サイレントウィットネス、5番人気オレハマッテルゼまではすんなり決まったが、あと1頭を、9番人気ステキシンスケクンと10番人気メイショウボーラーで迷った。
どっちを選ぶか
その2頭、オッズ的には近いが、戦績は随分違う。ステキシンスケクンはアーリントンカップを逃げ切り、その後果敢に皐月賞、NHKマイルCに挑むも12着17着と大敗、さらにアイビスSDでは2番人気に押されるも12着。
これはもう早熟だったかと10番人気に落ちた前走京王杯AHで、なんと逃げ切り勝利を収めこのスプリンターズSに3歳ながら参戦。なお、鞍上は後藤浩輝。
一方のメイショウボーラーは、4連勝でデイリー杯2歳Sを制し、1番人気で挑んだ朝日杯で惜しくも2着。その後はクラシックの王道を進み、弥生賞2着皐月賞3着、NHKマイル3着と善戦するも、その後は重賞を連戦するも4戦して勝てず。
そして、目先を変えて挑んだダートのG3ガーネットSを勝つと、続くダート重賞の根岸Sにも勝利し、さらには1番人気となった次走フェブラリーSでもあっさりと逃げ切り、ダート王者となる。その後はダート・芝の両方に地方まで参戦するも、2着が最高と勝てず、前走セントウルSでも5番人気7着とふるわなかった。鞍上は福永祐一。
これ、どっちかが2着にくると言われてどちらを選びますか?
私はステキシンスケクンを選んでしまった。逃げて頑張るも、最後に差されて2着というイメージで。しかしレース結果は、1着にテイクオーバーターゲット、2着に私が消したメイショウボーラー、そして3着に最低人気のタガノバスティーユが入って、3連単がなんと2,637,570円
逃した魚は大き過ぎた。ちなみにステキシンスケクンはビリだった。

