馬券は3連単
中央競馬で最も売れている馬券、それは3連単であり馬券の売上のうち実に32%を占める。次に売れているのが3連複で19%、その次が馬連の14%であり、3連単は馬連の倍以上売れているというから、相当なものである。
3連単は組み合わせが多く当てるのも大変であるが、まずはどうやって買うか、そこが迷うところであり、買い方による当たり外れもあるから、3連単の馬券で何より大切なのは買い方である。 まずは基本的な買い方を押さえよう。基本的には、他の馬券と同じく、ボックス、流し、フォーメーションの3つに分けられる。
ボックスの買い方
まずはボックス。買うと決めた馬全ての3連単の組み合わせを買う方法。抜け目がないため、「1着と2着が逆なら当たってた」などという順番違いもなく、人気薄の馬が絡み、特にその人気薄が1着や2着に来た場合は、天文学的に配当が跳ね上がる。 そういう意味では長所しかないのであるが、唯一の欠点である「点数が増えすぎて投資が嵩(かさ)む」が、あまりにも大きな欠点のため、実戦で使っている人はあまりいないのではないだろうか。
「フサイチ」の冠号で一世を風靡し、「フサイチコンコルド」で東京優駿日本ダービーを、更には日本人オーナーとして初めてとなるケンタッキーダービー制覇を「フサイチペガサス」で制した、大馬主にして何かと物議を醸しだした有名人の関口房朗氏が、この3連単ボックスでG1予想をやっていた。
3連単ボックスの頭数は7頭。点数にすると210点。これを1点1万円買っていたとか。そして「コイウタ」の勝った2007年の第2回ヴィクトリアマイルで、自身の馬であるフサイチパンドラは着外に沈んだものの、3連単 2,283,960円を見事的中させ、1着賞金より多い2億2,839万の配当を受けたとか。
ちなみに「コイウタ」の馬主は、歌手の前川清。名義は前川企画、吉田照哉との共同馬主で、自身が所属していた「内山田洋とクールファイブ」のヒット曲「恋歌」が名の由来である。
ボックス買いのまとめ
しかし、一般人には3連単7頭ボックス210点はなかなか買えない。なお、3頭ボックスでは6点、4頭ボックスでは24点、5頭ボックスでは60点となり、現実に買えるのはこのあたりまでだろうが、5頭ボックスではなかなか当たらない。かといって、6頭ボックスの120点あたりになると、資金的にちょっと厳しい。
3連単ボックスをまとめると、抜け目がない代わりに点数が多く、配当も期待期待できるが、人気通りに決まった場合はほぼトリガミとなる。よって、使える場面はかなり限られてくる。 個人的には、少頭数のレースでの4〜5頭ボックスくらいでしか買った覚えはない。6頭以上のボックスであれば、ある程度の的中率も維持できて、大穴を当てるチャンスもあり、やってみたいが、おそらくは先に資金が尽きてしまうだろう。
よって、3連単の買い方としては、ボックス買いは一般のファンにはお勧めはできない。 なお、当たればデカいが外れ続ければ底なしに負けてしまうのが3連単ボックスであるが、例の3連単7頭ボックスの関口房朗氏は、その人生も3連単ボックスのように浮き沈みが激しく、あれだけマスコミを賑わせたかと思えば、最後は消息不明となり、岐阜あたりで隠居しているとか、既にこの世にいないとか、2018年頃逝去したとかとも言われている。 人生そのものが競馬のようで、羨ましい。

