複勝馬券の特徴
私の認識では最も当てやすく、しかし勝ちにくいという馬券がこの複勝である。もちろん、買い方によるのであろうが、この馬券で勝てるイメージがない。
買い方として思いつくのが、① 堅い複勝に多額を賭ける ② 転がし馬券 ③ 単勝の保険として ④ 穴馬の複勝 ⑤ 飛びそうな1番人気のいるレースの2,3番人気 ⑥ 当て癖をつけるため というところである。
①の堅い複勝に多額を賭けるというのが、最も複勝馬券のイメージとして定着しているのではないだろうか。いわゆる金持ち馬券というやつで、例えばキタサンブラックの有馬記念に100万賭けて120万の払い戻しを受けるイメージ。
これは違う世界の話という感じで、私達庶民には関係ないと思われがちだが、私のような貧弱なバクチ打ちでさえ、実は年間の総投資額は結構なもので、例えば1日で言っても結果はトントンの時、PATで収支データを確認すると投資が10万で払い戻しが10万になっているということもよくある話である。
もちろん、一度に10万購入するのではなく、5千円を20レースといった感じなのだが、これが複勝に1レース5千円賭けるのが20回とすると、1レースに10万賭けるのと変わりはない。 ただ、大数の法則に従えば、買うレースが多ければ多いほど控除率を引いた回収率に近づくため、1レースに10万賭けるのとは訳が違うが、レースを増やすことでリスクが分散することを考慮すると、どちらがいいとも言えない。
本当は、朝から色々な買い方するよりも、複勝1点の方がいいのだろうという思いもあるのだが、どうしても3連系で夢を買ってしまう。
転がし馬券
②の転がし馬券は、昔から良く行われているもので、JRA-VANではこのコンテストもやっており、少額で長く楽しめて、成功すればかなりの報酬になるためオススメではあるが、これが難しい。
方法は簡単で、たとえば1,000円スタートとすると、最初の1レース目に1頭の複勝を買い、当たればその配当をそのまま次のレースの資金にする。次のレースも1頭選んで複勝を買い、当たればまた次のレースに・・・を繰り返し、目標額まで行けば終わりという買い方だ。
例えば1レース目に1,000円が1,200円になれば、次のレースは1,200円賭ける。これが1,440円になれば次のレースに1,400円賭ける・・・この例では1.2倍ついていると仮定しているが、もし1.2倍を12レース連続で当てて転がせば、幾らになるか 答えは 7,400円である。
これを多いと見るか少ないと見るか、簡単とみるか難しいとみるか、人それぞれだろう。何度か試みている私の実感としては、難しいとしか言いようがない。 まず最初くらいは当てたいと思い、110円とか120円しかつかない複勝に賭けても、これがまず当たらない。これをうまくやってる人は相当の馬券上手ではないかと思う。
ちなみに、私は地方競馬で100円の複勝というローリスクノーリターンという恐ろしい馬券を外した事がある。スタート時点で100円の元返しである事が分かった時、人は夢想転生の境地に達するが、「俺はもう死んでいる」状態である。
単勝の保険
③の単勝の保険として買うのはかなりポピュラーな方法で昔からある買い方であり、単複をよく買う人でこれをやっている人は多い。 ただ、面白いのがこれだけ昔からあってよくある買い方なのにこれが決定版といえるような、単勝と複勝を買う際における比率がないのだ。
ざっと今思いつくだけでも、1:1、3:7、2:8、1:2、2:1や、オッズによって変える(単勝4倍までは1:1で、単勝4倍を超えたら1:2など。)など、人それぞれがベストと言う比率がある。
これについては、やはりレースやオッズ次第としかいいようがない。単勝2倍の馬の場合は1:1という訳にもいかないだろうし、単勝20倍の馬なら2:8でもいいだろう。ただし、色々な意見がある中、これだけはほとんどの人が言っているのが、単複両方買うなら単勝4倍程度以上の馬に限るという事だ。
では、狙った馬が単勝4倍を切る場合はどうするのか。単勝だけを買うか、一番いいのは見(ケン)して馬券を買わないことだろう。
複勝の穴狙いは有効か
④の穴馬の複勝というのは、リスクがある割に配当が低く、かなり難しいのではないかと思う一方、レースを絞り、本当に狙った馬だけを買うことができれば、最もいい買い方なのではないだろうか。
何といっても、投資金額が少なく済む(恐らく買えるレースが極端に少ない)と思われ、私のような乱れ打ちのギャンブラーには、実は最も適しているような気がするが、まあ、できないだろうなぁ。できる人はそれだけで強いともいえるのかもしれない。
その他の買い方
⑤の飛びそうな1番人気のいるレースの2,3番人気というのは、複勝馬券ならではの買い方で、単勝や馬連では2着や3着に何が来ようが配当に変わりはないが、複勝の場合、断トツの1番人気が飛んだら配当が跳ね上がるため、飛びそうな断トツの1番人気明らかに過剰人気という馬は結構いる。そういう馬がいる場合は、狙ってみてもいいかもしれない。
⑥の当て癖をつけるためというのは、朝から外しまくった時に、100円が110円にしかならなくてもいいので、まずは馬券を当てて験を担ぐことと、後は熱くなった頭を冷やすために買う複勝の馬券である。
「頭を冷やす」のは博打においては非常に大切である。私など負けが込むとカーッとなって訳が分からなくなって、余計に大負けするのが常であるが、出張先の東京で「春のワルツ」を打って全く当たらなく資金が尽き、コンビニでお金を下ろしたのはいいが、気ばかり焦って金を取らずに店を出た事があった。これぞ最速の負けである。

